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九州朝日放送(YAB)様の取材

我らが岩目地先生にテレビ取材です。

P1000920.jpg


3月12日(土)朝7:00からの番組で、
YABテレビ放送の『どき生てれび』の11分間のコーナーなのだそうです。

先生は、あれだけの武術の達人でいらっしゃいますから、
「お話をうかがいたい!」
「技のさえが見たい!」
と、思われる方も全国にずいぶんいらっしゃると思います。
なのに、昔はさておき、最近そういった場があまりなかったのは、
下関にお住まいなのも一因でしょうね。

でも

なによりも一番の原因は、

岩目地先生が、自己宣伝のできない
”恥ずかしがりやさん”で
いらっしゃるからなのだと思います。

ま、そこが皆に慕われる所以でもあるのですが、
今回は恥ずかしさをおして、
しっかりと取材に答えて下さいました。

P1000892.jpg

それにはこのYABテレビの方々の、
番組作りへの熱意や、真摯さが
多分に影響していると思います。

リポーターの大向さんと山崎さんは、
居合と杖術を体験リポートして下さったのですが、
日頃稽古している私たちでは気付かない、
瑞々しい感想をコメントして下さっていました。

また、ディレクターさんの巧みな質問から、
私たちが存じあげなかった
岩目地先生の想いが引き出されて、
その想いの深さや、謙譲の御心に
感動してしまいました。


放映時間11分しかないコーナーに
2月28日、3月2日、3月6日と3日も時間を掛けて、

沢山の照明、撮影、編集、運搬等
機材や労力を掛けて、

人手を掛けて、
細かく取材対象者にも気を掛けて、
熱い思いを掛けて、
そうしてやっと作り上げられるのですね。

P1000914.jpg


そのうえ、岩目地先生の取材ですから、
なおさら素敵な番組になることは、
間違いないでしょう。

山口朝日放送(YAB)様
ありがとうございます。


6日にはまた取材です。
今度はいつもの稽古風景の撮影と
うかがいました。

テレビクルーの方々の熱気に
背中を押していただいて、
一本芯の通った良い稽古が
できるに違いありません。

とっても楽しみです。














のぎしょうぐんのおはなし

先日乃木神社のお話を書きましたが、
それがきっかけで思い出したことがあります。

今でこそ、この山口県にすっかりなじんでおりますが、
私の両親は、共に九州出身でして、
自身も長崎県佐世保市の生まれです。

他県出身でありながら、
乃木将軍は身近に感じられるのには、
理由が二つあり、
両方共に、私の母が関わっております。

ひとつは、幼少の時縁側で教わった
お手玉の歌
『日列談判破裂して~♪日露戦争始まった~♪』に
乃木将軍が出てくることでした。

月岡芳年 金時山の月


大きくなって知ったのですが、
クロパトキンと東郷元帥が本当だったようですね。
しかしうちではなぜか、”の~ぎ~将軍♪”で習いました。
歌詞を見ると、歌の出だしが陸軍の話なので
母が勘違いしたのか、替え歌かなにかではないかと思います。

もうひとつ、もっと鮮烈な記憶として残っているのは、
好き嫌いする度に
母が私にしたお説教です。

それが乃木将軍のエピソードだったんですね。

「昔昔、乃木将軍が子供の頃のある日、希典少年はネギを好き嫌いしました。」

「すると、希典少年のお母さんは、毎日ネギを使った料理を食卓に上げ、
無理やり食べさせました。」

「決して残す事を許さない、お母さんの躾で、
希典少年は、偏食を無くすことができました。」

というような内容でした。

それに、

「ネギにはとても栄養があって、
食べると記憶力が良くなるから
残してはダメよ。」

と、よく付け加えて言ってましたね。

つまり、うちの母の躾も乃木家と同じだった訳で、
泣く泣く食べさせられた結果、
現在では、美味しくいただけるようになりました。

偏食を無くす躾は、
子供によりけりとは思いますが、
私のためをに手を掛けてくれた母には、
本当に感謝しております。

そんなこんなで
乃木将軍は私にとって
なんとなく懐かしい、慕わしい方だったのですが、
その乃木神社の宮司さんの奥様と
知遇を得ることができまして、
本当に不思議な御縁を感じたものです。


先日つい、奥様に将軍の好き嫌いの躾の話をしましたところ、

「ネギではありませんね。」
えっ?

「それはにんじんの間違いです。」
ええっ?

×ネギ
○にんじん


きっと、母は
”のぎ”からの連想で、
にんじんと”ネギ”記憶違いしてしまったのでしょうね。


・・・・・お母さん!ネギ食べなきゃ!


鎌は語る・・・ような気がする 

私が住んでおります山口県西部は、
皆様ご存じかと思いますが、昔は長州藩といいました。

勤皇派の主軸であったため、幕末から明治にかけて、
ご活躍された方を多く輩出しておりますが、
その中の一人に 乃木希典将軍 がいらっしゃいます。

日露戦争でのステッセル氏との会談や、
明治天皇へのご夫妻での殉死等
今を生きる私達にも、至誠の方でいらしたのがうかがえます。

今や、乃木坂46の聖地といわれるようになった
東京港区の乃木神社や、京都、栃木等、
いくつも祀った神社が存在するのは
そんなお人柄を偲んでのことなのでしょう。

もちろん、下関市のご生家の跡地にも、
とても素敵な神社があります。
見事に黒々と聳える木々が御社や参道を覆い、
箒の跡目も清々しい佇まいは、
誠実な将軍にふさわしい趣があるかと思われます。

乃木神社

敷石どおりに奥へ行くと、生家と、
乃木家所縁の遺物や、コレクションされていらした石等が
展示されている史料館が二つ並んでいます。

史料館の中には、なぜこれが展示してあるのか
不思議に感じられる方も
おいでなのではないかと思うのですが、
赤穂義士の一人である、杉野十平次さんが討ち入りの時、
持っていらしたという鎌があります。

杉野十平次さんは、講談などでお蕎麦屋さんに変装して、
吉良邸の動向を探った、という役回りを与えられて
いる方です。

本懐を遂げた後、切腹までの期間、
長州藩お預けになられており、
その際、藩士に譲られた鎌を
乃木将軍のお父様が手に入れられたというのが、
今こちらに展示されている由来だそうです。

じっと鎌を見つめていると、
乃木将軍と杉野十平次さん、二人の忠義心が、
ただの道具にすぎない1丁の鎌によって、
結び付けられて感じられて、
胸をつかれるような気持になります。

説明書きには、箱書きを乃木将軍が書いたとしか
ありませんので、拝観されても
いきさつをご存じない方も
いらっしゃることでしょうね。



鎌

鎌の実物を見てみると、
片刃ではありますが、厚みがあり、
草刈用というよりは、小枝や笹が落とせる
桑鎌、木鎌のように柄が長く、
刃が短いものです。

お侍さんですから、
武器としてではなく、外から雨戸を開けるために
打ち入りに持って行ったのかもしれません。




私が所属する一貫堂では毎回、杖術を2時間の他、
居合1時間教えていただいておりますが、
希望者にはその後、付属武術を1時間教えていただけます。
鉄扇、十手、短杖、柳剛流杖術等、色々ありますが、
一心流鎖鎌術の稽古もしております。

鎖鎌は両刃の鎌に鎖、その先端には分銅も着いていて、
飛び道具的な要素も含めた、
なかなか凶悪な武器ですが、
あれこれ用途が異なるものが
一つの中に混在しているが故に、
操作性の面白さが際立っているように思えますね。

私たち武器遣いは、
杖、太刀、鉄扇、十手、鎖鎌と、
道具それぞれの特性を知り、
威力を存分に引き出し、効果的に用いようと
励んでいるのだと思います。

ですから、自らの習熟度をあげなければ何もならないと
思ってはいても、より良い道具への憧れは否めません。

乃木神社の鎌は、そんな私に
”道具はね、使う人間の方が肝心なんですよ”
と、静かに諭してくれているような、
そんな気がするのです。

拝観料は各々の志で
構わないというおおらかさですし、
もしお近くにおいでの際は、
直にご覧になってみませんか。

何も聞こえなくても
クレームは受付ませんけど。

あ、「砥いで」って聞こえました?
案外それが、正解なのかもしれませんね。

きっとまだ立派に使えるような気がしますよ。







新しい年を迎えて

あら玉の年の初めの御寿ぎを心より祝い申し上げます

当初より、
折にふれて記事を書いくつもりでは
ありましたが、
今年届いた年賀状で、
思ってもみなかった方々から
このブログを御存じだとうかがい、
あわてて拙文を最初から読み返して
しまいました。

面映ゆいものですね。

新しい年を迎えて
過去、現在、未来と
私と御縁のあった、ある、あるであろう方々
全てに感謝しております。

自分の信じた道をこれからも、
皆様方と一緒に
杖を携えて
歩いていけるなら、
なんて素敵な人生でしょうね。

そして、いずれは杖を着いて歩くのでしょう。

え?

突いて?

それは勿論!

今年も宜しくお願いします

月岡芳年 月百姿 玉兎 孫悟空

T-boyさんのこと

本日下関は朝からずっと雨模様です。
おそらく一日ずっと降り続くでしょう。

木曜日なので、如水館では稽古があります。
久々にT-boyさんが来られて、一緒に稽古ができるというのに、
あいにくですね。

T-boyさんは御歳70代の方ですが、
お元気で、気は優しくて力持ち。
職場でもとても頼りにされてらっしゃるご様子です。

奥さんは、可愛らしい方で、お料理上手でいらっしゃいます。
私たちも、時々お手製のお菓子など
ごちそうになりますが、
お店で買ったようなクオリティの高さなんですよ。
いつもお心づかい、ありがとうございます。

T-boyさんはそんな訳で、
帰宅しての一家団欒、晩酌を楽しみにされているのですが、
週に一度くらいは身体を動かそうかと
如水館に入館されました。

ただ最近は、働き者でいらっしゃるがために
お休みが多かったのですが、
毎回きちんと休みの御連絡を
メールで下さっていました。


例えば、


2015年7月16日
お疲れ様。
台風の営業で風が強くなってきたので
家の廻りを片づけるので
休みます。

・・・家のお仕事をよく手伝ってらっしゃる
すてきな旦那さんです。


2015年8月20日
良く降ります。
夏バテでしょうか?
体がだるいのでまた休ませていただきます。
すみません。

・・・だるい時は休まれて構いませんからね。

2015年11月12日
お疲れ様です。
気合いが入っていないのか、
きのうから風気味なので
休ませて下さい。
すみません。

・・・うちの母も、私が風邪をひくと
気合いが入っていないからと、良く言ってましたっけ。

毎回違うお休みの理由メールは
如水館では名物になっていました。
きっと若い頃、文学青年だったのでしょうね。

ただ、短い時間でも稽古に来て下さって、
元気なお顔を見せて下さる方が、
嬉しいのですけどね。


2014年12月18日
お疲れ様です。
今年最後の稽古なのに、
残業で疲れたという理由で休むこと
申し訳ありません。
皆様に宜しく。

・・・去年の稽古納めの時のメールです。
どんな理由で休まれても構わないのですけど、
律儀でいらっしゃるから。
今年はどうでしょうね。


『杖道教範』にも杖を使った体操が掲載されていた様に、
杖術は武術ではありますが、両手を使う全身運動としても
とても有効です。

杖術との関わり方はひとそれぞれで構いません。
T-boyさんが、健康で長く続けられるのが一番です。

ずっとお元気でいらして下さいね。

・・・・・と、ここまで書いたら、メールが届きました。

2015年12月10日今日18:06
こんばんは。
今日行くつもりでしたが、
どうも風邪気味で
調子が悪いので
また休ませて下さい。

やぎさんゆうびん

・・・いいオチですね。


プロフィール

杖禅如水

Author:杖禅如水
岩目地光之一貫に弟子入りし、杖術、居合を学んでおります。

所属は日本杖術協会下
山口県杖術協会です。

下関の片隅にあります一貫堂系『如水館』代表として、個性が豊かな(過ぎる?)皆さんと共に隣県福岡黒田藩ゆかりの杖術を稽古しております。

【如水館】
場所:下関市王喜公民館講堂
曜日:毎週木曜日
時間:19:00~21:30

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